縁あって保護猫の活動をされている方に猫を譲っていただける事になりました。たまたまその時、たくさん子猫が保護されているそうで、子猫を譲ってもらう事になりましたが、ただどの子もコンディションがちょっと悪い・・との事。
元々野良の状態で保護された猫達なので当然なのですが、病気をもっていたり人に慣れていなかったりだとかそんな子ばかりだそう。
病気と言ってもよくある病気で命に関わるものではないけれども、治るまでには時間がかかってしまい、可愛い盛りの子猫の時期が過ぎてしまうので、病気治療中でもよければ・・。と。
なんといっても初めての猫。人に慣れていなかったり病気があると聞けば心配性の自分は私で面倒見てあげられるだろうか・・とすっかり心配になってしまいました。
しかし念願の猫・・!!不安より期待の方が上回ってしまい、そんな子たちでも大丈夫だと返事をしてしまったのです。
どんな子がいいか希望は聞かれたので、出来れば長毛が・・とお伝えしたら、長毛は人気ですぐもらわれていってしまうそうなんです。まわりでは長毛好きは皆無だったので意外でした。私は昔からボサ~とした長毛が好みだったのですが、同じ好みの方に出会った事がなくて。
でも実際、どんな子でも良かったのです。ウチに来てくれるのなら。見た目で選ぶならペットショップやブリーダーさんから引き取る方が確実ですし、縁があってウチに来てくれるならどんな子でも・・と思っていました。
譲渡主さんがお忙しい方なので、突然その面会の日はやってきました。「今晩ご都合大丈夫ですか?」と電話がかかってきて夫婦二人してソワソワ待つこと数時間。
そしてやってきたのが今家にいる二匹です。私たちはてっきり何匹かの中から選ばせてもらえるかと思っていたのですがやってきたのは二匹。一匹ずつ洗濯ネットに入れられそれぞれ一匹ずつ抱っこさせてもらいます。
まだ人馴れしていない為、ネットから出したら逃げて捕まえられないとの事でネット越しの対面&抱っこ。
この時の感動はきっとずっと忘れません。子猫らしいふわふわの毛並みに柔らかい小さな体。こんな小さな子猫を触れる事なんか滅多にないので洗濯ネット越しでもものすごく感動しました。夫はキジシロの女の子、私は白黒の男の子を抱っこさせてもらいました。
白黒の男の子が少し毛が長めで、ネットから顔だけ出していたのですが耳の毛が長くてふわふわでこんな可愛い耳毛見た事ない!!と一人静かに興奮しておりました。
「どうしますか?」と聞かれたのですがこんな可愛い二匹を見て嫌だなんて言えるはずがありません。即トライアルをお願いしました。
猫にも飼い主にとってもより良い選択が出来るようにトライアルは必須です。
我が家はまだトイレのリフォームが終わってなかったのでそのリフォームが終わる日以降にトライアル開始をお願いして二匹とはしばしのお別れです。1時間ほどの触れ合いでしたがもう離れがたくなってしまいました。
夫が抱っこしていた女の子の方が終始ダッシュをかまそうとしたり暴れたりとまだまだ野性味を感じさせる動きをしていました。目つきもまだ鋭く手強そうな雰囲気。
私の抱いていた男の子は割と大人しく、最後の方は私の膝で脱力していましたが見てすぐ分かるほどお鼻の毛が抜けていて・・。これが問題視されていた猫カビです。
この猫カビ、子猫に比較的多く、成猫なら何もしなくても治るくらいなのですが結構長期戦になるとの事。今、譲渡主さんの所にいる子猫は猫カゼか猫カビかシャーシャー猫ばかりだそうで、この連れて来てくれた二匹が比較的マシなんだとか。
猫カビは命に関わる病気ではなく、時間はかかるけども確実に治る病気なのですが、人間にもうつるので対応はなかなか大変なのです。
この対面の時にも後でしっかり手を洗う様に譲渡主さんから注意されました。お鼻がはげていて見た感じかわいそうですが、それを補って余りある可愛さゆえこの二匹に即決。
後は迎え入れる準備を整えねばなりません。忙しくなるぜ!!